誰とやりたいか

6月21日 麻生菜央 3年MG

 

 人生で「何をやるか」はとても重要です。ただ、それと同じくらい「誰とやるか」が大切だと実感したこの春でした。3月からチームの新入部員勧誘リーダーとして戦略を練り、部の意思をまとめてきました。4月はどの部活・サークルも勧誘の最盛期です。期待と不安でいっぱいの1年生はいろいろなサークルから声をかけられ、新入生歓迎会に行き、たくさん迷い、所属する部やサークルを決めていきます。
 アメリカンフットボールは選手・スタッフの総数が特に重要なスポーツです。一部のトップ選手の力で勝敗が左右されることはありますが、より多くの新入部員を迎えることが勝利へ結びつきます。
 では、アメフト部はどうすれば多くの新入生を惹きつけられるのか。九州の地域環境では、高校までにアメフトに触れる機会がほとんどないのが実情です。スポーツの知名度としては、関東や関西と比較するとまだまだ僻地という印象は確かにあります。新入部員を増やすには、アメフトに対する世間の印象や知名度を変えないことには何も始まらないんじゃないか、と感じたこともありました。ただ、そんなことは全国どこの大学も大差ない状況。やはり最終的に新入生を惹きつけるのは、「人」でした。部員一人一人がかっこいい先輩、ついて行きたい先輩になること。それが部の「空気感」として伝わっていきます。
 部員ミーティングでは、「新入生の役に立つ存在になろう」というビジョンを掲げました。まずは単位履修や大学生活のことで困っていたらアドバイスする、楽しく会話するということに重点を置きました。また、「あんなサークルやめとけよ」と他を悪く言うことはしないよう確認しました。
 入学したばかりの1年生は「大学4年間をどう過ごそうか」といろんな思いを持っています。そんな中、決して楽とは言えない「部活動」を選択するには、決心が必要です。きつい練習が待っている。忙しい日々がある。けれど、その先にある最高の達成感と嬉し涙を、私たちは多くの新入生と共有したい。その思いをどう伝えられるかが最重要でした。
 私自身も2年前、この部の雰囲気が好きで、先輩が好きで、入部を決めました。「この集団で一緒に熱いことをしたい」と強く思いました。もしかすると、ここが違うスポーツの部であっても入部していたかもしれない。そのくらい私の入部の決め手は「人」でした。
 この春、勧誘リーダーとして強く印象に残った言葉があります。最後に入部を決めてくれた1年生でした。当初はバスケ部、アメフト部のどちらかを慎重に選ぼうとしていました。でも迷いに迷った末、こちらに入部を決めてくれました。

「やりたいスポーツはバスケだけど、一緒に部活をしたいのはアメフト部の人です」

 誰とやりたいか。その問いに、明確な答えを提示できる部であり続けたいと思っています。

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